転職したいのに仕事が決まらない。そのことが心の大きな負担になっていて、多大なストレスを感じる人は少なくないと思います。
早く転職したいのに一向に転職先が見つからないと不安や焦りを生じるのも当然のことだと思います。
ただそんな時に、どこでもいいからと条件を下げて適当な企業に転職を決めてしまうと、その場は一旦落ち着くものの入社してそう時間がたたないうちに後悔を感じるようになりますから気をつけなくてはなりません。
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ただでさえ辛い転職活動、長引くほどにどんどん辛くなる
理想を言えば最初に応募した数社の中でどこか1社から内定を貰うこと。早ければたった1ヶ月で転職活動が終わる場合だってあるでしょう。
しかし実際の転職活動はそんなに甘くはなく、平均でも20社程度受けてようやく1社決まるというくらい難しいものです。それこそ50社受けたってどこからも内定を貰うことができていないという人もいると思います。
ただあまりに落ち続けると、転職活動は本当に辛いものになっていきますよね。
いつになったら転職できるのか、自分を採用してくれる企業はあるのかと不安にもなるし、すでに会社を辞めていれば失業保険が切れてしまう前に決めなければと焦りも生じるでしょう。
そしてその不安や焦りからストレスは、転職活動が長引けば長引くほどに大きなものとなっていきます。
またそもそも転職活動自体、決して楽しいものではないし、自分のプライベートの時間をたくさん削って行うことですから、それを何ヶ月も進めることは誰だって嫌なことですよね。
転職活動をしても仕事が決まらない人の特徴
ではなぜあなたは転職活動をしても中々仕事が決まらないのでしょうか。
転職活動でははっきり言って運も重要です。ただ運だけではなくそれ以外で何か間違ったことがあっても転職先は決まりません。
そもそも転職活動は20戦1勝19敗が当たり前の世界。下手なことをすればそれが50戦しても0勝のままなんてことは珍しいことではないんです。
まずは自分がなぜ仕事が決まらないのか、一度じっくり考えてみた方がいいと思います。
転職活動のやり方が悪い
転職活動には進め方があって、ノウハウもあります。
自分独自に適当に履歴書を書いて求人に応募したところで書類選考は中々通らないし、面接でも同じ話をする場合だって言い方ひとつで合否が分かれる場合があります。
中々仕事が決まらないという人に話を聞いてみると、この転職活動のやり方の部分で致命的な間違いをしてしまっている場合が多いですね。
少なくとも情報収集は怠らず、極力転職エージェント等のプロの力を頼るようにしてください。
現実を見ていない
正直なところ、いくら受けても受かるわけがない企業は山ほどあります。
そんなところばっかり受けていても仕事が決まらないのは当たり前、多少チャレンジをするのはいいんですが、全く不可能なところは受けるだけ無駄です。
例えば30代後半で管理職経験もなし、とびぬけたスキルがないにも関わらず、人気のある大手に転職しようたって不可能だし、高スキルをもった経験者を求めている企業に基礎的なスキルしか持っていない人が受けたって無理。
転職活動を進めるにあたり、現実を見ることは必須です。
未経験職に転職しようと思っているならば会社規模や待遇が下がってしまうことを覚悟する必要はあるでしょう。
どこかで手を抜いてしまっている
色々とやることの多い転職活動。つい手を抜いてしまいがちです。ただ手を抜いているかどうかというのは割と簡単に見抜けます。
履歴書の内容が適当になっている、面接の準備に手を抜いて質問に答えられない。そうなってしまっていませんか?
転職活動では他の応募者よりどこかで上回らなければならないのに、手を抜けば他の必死になっている応募者より下回るのは当然で採用されるわけがありません。
自分のことを客観的に見ることができていない
誰だって最初から完璧な転職活動を進めることができるわけではありません。特に面接では最初まともに答えることができないことだってあるでしょう。
ただ数を重ねることでそれは克服されていきます。というかしていかなくてはなりません。
言い方が悪かったのではないか、話し方が悪かったのではないかなどとできる限り客観的に自分を見て直していくということが必要です。
面接でもぞもぞしていたり、はっきり話せなかったりすれば印象が悪くて採用されないのは当然。どこかで自分で気づかなければいつまでも仕事は決まりません。
ちょっとしたことに油断している
落ちる理由として、履歴書や面接以外が原因となっている場合もあります。
例えば電話。面接日程の連絡が来た際の応対が悪いとそれだけで不採用に決まってしまう場合があります。
メールもそう。社会人経験のない新卒者ならまだしも、中途採用の場ではビジネスメールができて当然なのにそれができないと論外です。
当たり前のことは当たり前にできなくてはなりません。
仕事が決まらない時の焦りや不安などストレスを解消するには
このように、仕事が決まらない理由は何かしらあると思います。
ですから、自分のこれまでの転職活動に問題がなかったかはしっかり確認し、直していかなくてはなりません。
ただそうは言っても不安や焦りは消えませんよね。
そこで合わせてストレスを解消する方法を紹介していきたいと思います。
やり方をがらっと変える
まずはこれまで自分が進めてきた転職活動のやり方を変えてみましょう。
転職エージェントを使っていない人は転職エージェントを利用してみる、既に使っている人は違う転職エージェントを利用してみる、スカウト型転職サイトを使ってみるなど、求人に応募するにしてもやり方は色々とあります。
やり方を変えると、もしかしたら上手くいくかもという希望を持てるもの。その希望が不安や焦りの気持ちを軽減してくれるはずです。
相談できる相手、アドバイスしてくれる相手を探す
やっぱり話相手がいるかいないかで気持ちは全然違います。
人に話すだけでも幾分気は楽になるし、第三者目線でアドバイスを貰うことで自分では気づくことができなかったことに気づける場合もあります。
家族でもいい、友人でもいい、転職エージェントでもいい、まずは誰かにその不安を話してみてください。
上手くいったことを中心に考える
現時点で仕事が決まらないからと言って、今まで受けた企業では全く可能性がゼロだったかというとそういう人は少ないです。むしろあと一歩という人もいます。
書類選考に通過した時点で職歴としては十分受かる可能性がありますし、1次面接に通過したとなれば本当にあと一歩というところ。
確かに受からなければどのタイミングであろうと結果としては変わらないかもしれませんが、自分には多少なりとも可能性があったということはぜひ認識しておいてください。
最後に
転職活動では、内定を貰うまでずっと不安な気持ちはつきまとうし時間がたつと焦りもでてきます。
ただ決して自分を否定しないでください。
粘り強く進めていればいつかは決まるはず。時には休み、時には頑張り、自分に合ったペースで転職活動を進めていってください。