仕事に限界を感じたら転職を考えてほしい。大きなストレスは解消なんてできない

上司から毎日怒られたり、同僚からは馬鹿にされたり、仕事のプレッシャーが高すぎたり、毎日のように終電近くまで残業することになったり。

そんな日々が繰り返されていると、ふともう限界、もう仕事を辞めてしまいたいと感じるようになるというのは当たり前のことです。

もしあなたが現在そう感じてしまっているなら、今の状態を続けることに疑問を持ってください。

仕事で限界を感じても働き続けることを選ぶ人が多すぎる

どれだけ仕事が辛いもので精神的に限界を感じるような状況にあったとしても、結局は何も変えることなくただ我慢して働き続けることを選ぶ人が非常にたくさんいます。

今耐えればなんとかなるかもしれない、慣れればなんとかなるかもしれない、転職したところで変わらない、転職することは難しい、転職すれば後悔するかもしれない。

そんなことを考え、今すぐにこの状況をなんとかしようと自ら行動を起こす人というのはあまり多くありません。

まあ確かにそんなころころと仕事を変えるわけにはいかないし、本当に限界かを見極めることは難しい、それでいて本当に転職するのが正解になるかも未知。

そうなればぎりぎりまで我慢し続けてしまうというのも仕方がない部分はあると思います。

限界を超えてもなお働き続けることの大きなリスク

ただそのぎりぎりを超えてしまっていてもそのことに気づくことができずに働き続けてしまえば、どこかで異変が起きてしまいます。

朝起きれなくなったり、常に疲労感を感じるようになったり、自然と涙が出てくるようになったり。さらに悪化すれば頭痛などを感じるようになってしまうかもしれません。

それでも無理をし続ければ精神疾患にかかってしまって休職を余儀なくされることになってしまうでしょう。

また心臓病や脳梗塞などを招き、過労死という最悪な事態を招くかもしれません。

また精神的、身体的なリスクだけではありません。

仕事をするのがただお金を稼ぐ為だけになってしまい、人生の貴重な時間を消費。年を取って過去を振り返った時に自分は今まで何をしてきたのかと後悔することになる可能性もあります。

何にせよ失ってからではもう手遅れ。気づいた時にはもう取り戻すことはできません。

大きすぎるストレスは解消なんてできない

仕事で感じるストレスにもう限界。だったらストレスを上手く解消すればいいなんて言う無責任なことを言う人もいますよね。

私自身、年末年始の連休前に上司から部下全員に「しっかり休んでストレス解消し、また来年仕事に精をだせるようにしてください」なんて言葉を言われたことがあります。

ただ多少のストレスならばまだしも、もう限界と感じるくらい大きなストレスならばはっきり言って解消できるものではありません。

連休は嬉しいですが、その連休は1日ずつなくなっていくたびにどんどん憂鬱になり最終日にもなればとにかく憂鬱。そして会社に行くとまた耐え難い辛い日々を送ることになるだけです。

趣味を楽しむ、家族との時間を楽しむ、友人と遊ぶ、もちろんそういったことも大切です。

ただそれをしたからと言って、仕事が辛いものから楽しいものに変わるなんてことはまずありません。

根本的にストレスの原因となっているものを排除する必要がある

限界と思ってしまうようなストレスを感じてしまっているなら、それを解決しようと思えばそもそも根本的な原因を排除するしか解決策はありません。

その原因となっているものを受け入れて他の部分で何とかしようなんていうのは無理です。

パワハラされていることが原因ならそのパワハラがなくならなければ、残業が多すぎることが原因なら残業が少なくならなければ、同僚との人間関係が悪いことが原因ならば人間関係が少しでも良くならなければ、プレッシャーが強すぎることが原因ならそのプレッシャーから解放されなければならない。他に解決策を模索したところで、結局何も変わりません。

もちろんそういった原因は時間の経過とともに排除されていく可能性はゼロではありません。

パワハラをしてくる上司か自分が異動して離れることができるかもしれない、残業が少ない部署に異動することができるかもしれない、仕事に慣れてプレッシャーを感じなくなるかもしれない。決してない話ではありません。

ただそれが実現するのは確実ではないし、いつになるかもわかりません。もしかしたら5年、10年と続いてしまう可能性があります。

もし周りに何か変化が起きることを期待するならば、あと数年我慢することになる、何も変わらない可能性があるということも覚悟をしなくてはいけないのです。

はっきり言って転職すべき

転職することが必ずしも正解とはならない。そう考えている人もいるでしょう。

しかし現時点でもう限界を感じていて、今後変わるかもしれない見込みもなく、数年耐える気力もないというのであれば、はっきり言ってさっさと転職すべきです。

転職するリスクを大きなもとの捉えるのはもう止めましょう。むしろ今のまま働くことのほうがずっとリスクが高い行為です。

在職中に転職準備を行えば、辞めても仕事が見つからないかもしれないという不安はそれほど大きなものではなくなるはずです。

もっと自分を大切にしましょう。もっと自分の時間を大切にしましょう。

限界を超えて無理にでも働いて喜ぶのは会社だけ。あなたにとって何もメリットはありません。

大きなストレスから解放されて仕事を楽しむことができる。それは自分の手で実現しなくてはなりません。