仕事の内容に惹かれて、やりたいことをする為に、給料が高いから。そんな風に希望して入社した会社も職場の人間関係が合わなかったら最悪。
自分のことばかり考えている上司に自分勝手で気の合わない同僚。そんな人達と一緒に仕事をして長い時間を過ごすというのは苦痛以外の何物でもありません。
実際人間関係で悩んでいるという人というのは本当に多いですね。毎日非常に大きなストレスを感じている人も少なくないでしょう。そんな時、あまり無理をしすぎないように気を付けてください。
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仕事をする上で人間関係はとても大切
仕事をする上で、人間関係というのは本当に大切。これが上手くやれるかやれないかによって仕事生活というのはまったく違うものになってくるでしょう。
仕事のやりやすさに直結
人間関係の良し悪しは、まず仕事のやりやすさに直結します。
人間関係の良い職場であれば、困ったことがあった時の助け合いがスムーズに行われ、情報の共有等も頻繁に行われます。その結果、仕事はとてもやりやすいものになり、仕事のスピード自体も早くなるしミスも少なくなります。
その一方で人間関係の悪い職場であれば、助け合うこともあまりなく情報の共有も行われず、下手したら足の引っ張り合いをする場合だってあります。
上司との人間関係でいえば、上手くいって入れば相談もしやすいし、トラブルがあった時にも報告しやすい一方で、上手くいっていない時だと相談することなく何でも自分で抱え、トラブルがあっても自分で抱え込んでしまうことになりがちです。
職場の過ごしやすさに直結
人間関係が良い職場というのは、仕事に関係あることはもちろん関係ないことであっても楽しく気軽に話し、そこまで気を遣う必要もないので職場では過ごしやすいのですが、
人間関係が悪い職場だと、会話は必要最小限で、何をするにも気を遣う状態、下手したらいがみあったりと、決して過ごしやすい環境ではありません。
そんな場にいるのは当然楽しいわけではなく苦痛ですよね。
自己成長に影響
人間関係の良し悪しは、将来を考えた時に成長という観点でも影響します。
人間関係の良い職場でわからないことがあったら教えてくれ、無駄なことに時間を使わずに仕事に集中し能力を伸ばしていける一方、
人間関係の悪い職場では、成長とは無関係のところに時間や労力をかけることになってしまい、能力を伸ばしていけません。
実際、私が見た中でも同じ部署で違うグループに配属された2人が片や人間関係が良く、片や人間関係が悪く、数年後に大きな差がついていました。
大切が故に大変なことも多い
このように人間関係が仕事生活に与える影響というのは非常に大きいものであり、なんとか上手くやとう、上手くやろうと頑張っている人が多いと思います。
中には気が合わない上司や同僚もいるでしょう。それでも上手くやっていかなくてはなりません。それは組織の中で働く社会人として必要なことです。
ただ、あまりに重要であるが故に大変なことも多いですよね。
無理に合わせることがめんどくさい
同僚の中で、どうしても私には気が合わない人がいました。
職場にいる気の弱い人、仕事ができない人などに対して平気で悪口を言う人です。
正直言ってあまり付き合いたくはなかったんですが、仕事上での関わりが強く、万が一嫌われてしまった仕事にかなり影響すると思って、表面上なんとか上手く取り繕っていました。
正直これはかなりめんどう。でもそうするしかありませんでした。
自然体でいれればいれるほど楽。ただ社会人としてさすがに自然体で自由にふるまうなんてことはできません。
とはいえ自分とはかけ離れた人が身近にいて上手く付き合い続けなくていけないというのはやっぱりかなりめんどくさいですよね。
気を使いすぎて疲れた
私の直属の上司はかなりの気分屋で、下手なことを言うとすぐ機嫌が悪くなります。
その為、日々の言動にかなり気を使わなくてはなりません。
仕事に関しても多々口を出してくるので、距離感を置くということもできず、気を使い続ける毎日にぐったりです。
直属の上司となると特に関係性が重要。下手に関係が悪くなってしまえば、仕事のやりやすさに影響するだけではなく、評価も下げられてしまう可能性があります。
その分気を遣う量は同僚よりも多くなってしまい、上司の性格によっては会社に行くのがつらくて仕方がなくなってしまうかもしれません。
人間関係が上手くいかずもう辞めたい
転職して中途入社した会社で人間関係が全く上手くいかず、入社して半年たったにも関わらず孤独な日々を送っています。
それだけならまだ良いのですが、影で色々と言われているみたいで、会社に行くのが苦痛で仕方ありません。
なぜこんなことになってしまったのか。自分にも反省する点はたくさんあります。ただもう辞めたくて仕方がありません。
ちょっと気が合わない、気を遣う毎日に疲れたというくらいならまだましなのかもしれません。
職場によってはあからさまに無視されたり、嫌がらせを受けたり、陰で悪口を言われたりなんてこともあり、非常に辛い日々を送っている人も多いのではないでしょうか。
実際に人間関係を理由に退職する人は非常に多い
実際、人間関係を理由に仕事を辞める人というのは非常に多くなっています。
厚生労働省の転職者実態調査の概況によると、仕事を辞めた理由の上位5つは以下の通り。
- 労働条件(賃金以外)がよくなかった:27.3%
- 満足のいく仕事内容でなかったから:26.7%
- 賃金が低かったから:25.1%
- 会社の将来に不安を感じたから:24.2%
- 人間関係がうまくいかなかったから:17.7%
(3つまで複数回答)
退職理由として5位にランクインしており、5~6人は人間関係の問題によって仕事を辞めています。
特に女性は職場の人間関係によって退職する人が多い傾向があり、休日等の労働条件に次いで第2位の退職理由となっています。
あまりに辛いなら転職してしまおう
人間関係が上手くいかないということはかなり辛いことなのですが、中々転職に踏み切ることができないという人も少なくはないかもしれません。
確かに休日数や給料などのように明確な基準があるものではないし、自分が異動できれば、上司が異動してくれればと期待を持てるようなこともある為かもしれません。
人間関係による問題で転職することに対して、甘えだ、逃げだなんて思う人もいるでしょう。
しかし、そういった意見がある中でも私は転職をすることをおすすめします。あまりに辛い環境で働き続けることに対し、それを良しとしてはいけません。
いつか改善されるまでなんて待ってられない
いつか自分が異動できれば、いつか上司が異動してくれれば。確かに長い目で見ればいつかは起こりうることなのかもしれません。
しかしそのいつかは実際にいつになるのか、そして本当にそんな日が来るのかはわかりません。
一度こじれた人間関係を修復する困難。大きな変化がなければ改善することがほぼありません。そしてその変化が起きる可能性は高いわけではありません。
起こるかわからない「いつか」に期待し、ずるずる退職を先延ばししていては取り返しの付かないことになってしまうかもしれません。
我慢すれば済むという問題だけではない
人間関係の悩みは誰だって抱えているし、我慢すべきものだという意見を言う人もいます。
ただ、人によって悩みの度合いも違うし、我慢の度合いも違います、
そもそも人間関係が悪いことによって影響することはかなり多く、下手したら成長が遅れて本来の能力を発揮できなくなってしまう可能性だってあることです。
多少辛くても我慢すればいいというのは大きな間違い。本来は一刻も早く抜け出すべき環境です。
人間関係によるストレスは心身に影響を与える
人間関係によるストレスというのはかなり大きいものであり、そのストレスは時に心身に多大な悪影響を及ぼす可能性があります。
毎日会社に行きたくないと思うようになり、頭痛や吐き気といった症状を引き起こし、最悪の場合うつ病になってしまうケースだってあります。
一度うつ病にかかってしまうと仕事に復帰するにはかなり時間がかかってしまいます。そうなる前に、大きなストレス環境下から抜け出すことは平穏な会社生活を定年まで送る上で非常に重要なことなのです。
転職すればなんとかなる問題なのか
転職することに躊躇している人の中には、人間関係の問題はどこにでもあるし転職したところで意味はないと考えている人が多いかもしれません。
ただそれははっきり言って間違いです。
一度こじれた人間関係を修復することはできませんが、一旦リセットしてゼロから始めることで改善される可能性は非常に多くなっています。
特に人間関係が上手くいかず辞めた場合には色々と反省点もあるでしょうから、次の職場では上手くやれる可能性が高いです。
実際、厚生労働省の転職者実態調査の概況によれば転職後の人間関係に満足している人の割合はおよそ6割、逆に不満を感じている人の割合はたった1割しかいないのです。
もちろん、転職した直後は上手く人間関係を構築してく為に努力していくことは必要。ただ最初さえ気を付けていれば今よりも良い職場環境で働くことが可能なはずです。